大人向けの道場訓解釈は、各大会のプログラム等で掲載されていますが、こちらでは、子供たちに向けて理解しやすい言葉を使い、道場訓の解釈を掲載致します。
城南道場では、少年部の道場生が整列の号令や道場訓の暗誦先導や前に出て準備体操等を輪番で行っております。
人前で何かをするのは、大人でも気おくれします。仲間の道場生と息を合わせながら、小さな道場生が難解な言葉の道場訓を暗誦先導をする姿は、成長を感じるヒトコマです。
稽古前、稽古後に暗誦する事で、道場訓の価値観を共有し、意識付けをします。空手道の精進、人間的な成長に影響をもたらす事でしょう。
一、人格完成に努むること
空手道の稽古を通して、強く・優しく・明るく礼儀正しい、みんなのお手本になるような立派な人になろう。そのためには、次の4つの訓えを守ること。
一、誠の道を守ること
人をだましたり、嘘をついたりしないこと。
約束は決してやぶらないこと。自分でいったことは必ず守ること。
一、努力の精神を養うこと
自分で決めた目標に向かい、途中であきらめないで最後までやり通す、がまん強い心を持つこと。
一、礼儀を重んずること
しっかりとあいさつのできる人は、正しい心をもっている人。
明るく元気に、相手の目を見てあいさつをすること。
一、血気の勇を戒むること
強く大きな心を持っている人は、ちょっとしたことで怒たったりしません。人をゆるしてあげる優しい大きな心をもつこと。
公益社団法人 日本空手協会 技術局